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心理学事件簿
心理学事件簿

相談ケース1

30歳女性の相談者
その女性は少し疲れたような顔をして私達の事務所に訪れた。
今、子供と二人で暮らしています。昨年夫と離婚をしました。 それ以来子供が私に辛く当たります。まるで私を恨んでいるように…。
私も子供を見ているだけでビクビクしてしまいます。 どうすれば落ち着いた生活がもどってきますか?

調査員
あなたは、がんばってきたんですよ。 ご自分ががんばってきた事に気付いていますか?
それは、素晴らしいことです。自分をほめてあげて下さいね。
今までの辛い苦しい気持ちを「えらかったね。」と言う言葉に置き換えて、 自分の心を抱きしめてあげてはどうでしょうか。
これからは、自分を楽しませてあげることを意識して過ごされるのもいいかもしれませんね。
お母さんの笑顔が増えることで、息子さんも変化してくるのではないでしょうか。

相談を終え、事務所を後にする女性の足取りが軽くなったように見え、 彼女の後姿を調査員は暖かく見守った。


相談ケース2

26歳女性の相談
私には友人と呼べる人がいない気がします。 人の輪の中に入ることができても、いつもいじられキャラになってしまいます。
キツイ口調で言われても、からかわれても、笑って「いじられキャラ」に徹し、 その場をやり過ごしてしまいます。
だから、とてもエネルギーを奪われ疲れるのに、その場を離れると物凄く孤独を感じてしまいます。
そんな自分を変えたいと思いますが、どうすればいいでしょうか?

調査員
あなた自身が、一番自分の魅力に気付いてあげていないのではないでしょうか。
そして周りにたくさんの癒しを与えていることにも。
だからエネルギーをたくさん放出しているのに気付かず、疲れきってしまうのかしら? どうか無理しないで…。
あなたが自然のままで、楽しく気持ちのよいことをしていくことで、 心からの笑顔を作ることができると思います。
そうなれば見える景色も周りの人も、違ってくるのではないでしょうか。

女性はハッとした表情になったあと、開放されたような穏やかな微笑みを浮かべ帰って行った。
事件解決のための資料
おすすめの本
題名 「ガラクタ捨てれば自分が見える」風水整理術入門
著者 カレン・キングストン (訳)田村明子
出版社 小学館文庫
価格 514円(税別)
調査員のコメント これは深いっ!! ガラクタとのつき合い方に秘められた深層心理とは…。 住まいだけにとどまらず、体や心までもきれいにする整理術―。

題名 アルケミスト 〜夢を旅した少年〜
著者 パウロ・コエーリョ
出版社 講談社 英語文庫
価格 819円(税別)
調査員のコメント この物語の主人公の少年は夢を信じ冨を得るために、さまざまな人と出会い別れていく…。その中で人生の知恵を学んでいく。 読み終わったときに、目が輝き自分も何かやってみよう!そんな気持ちにさせてくれる一冊。

題名 しろのあお2  小学五年生編
著者 上大岡トメ
出版社 飛鳥新社
価格 1200円
調査員のコメント 本屋で立ち読みして、その場で爆笑してしまい、 ハッとして我にかえり、そのままレジに行きました。 主人公「あお」の素直さが大事なことを教えてくれる一冊です(^_^)v

題名 しりたがりやのこぶたくん
著者 ジーン・バン・ルーワン
出版社 童話館出版
価格 1100円
調査員のコメント 絵本をあなどる事なかれ。五つの短いお話しに溢れているのは、 生きることへの限りない愛情… こぶたくんの日常はこんなにも豊かなんです。 疲れたあなたにお薦め。
来客日誌
△月○日
その日は朝の8時から温度計はもう30度以上を指していた。
たった一日締め切っていただけの事務所は、既にサウナのようだ。
首筋の裏からイヤな汗が流れる。
素早くエアコンのリモコンのスイッチを入れ、冷たい空気で部屋を満たそうとリモコンを強にした時、インターフォンが鳴り下の部屋のH子だと言った。
彼女はこの暑い日の下だというのに顔を少し青ざめて、私たちにポツポツと昨日の事だと話し始めた。

H子・・・昨日の朝、私はいつものように夫と息子のお弁当作っていました。
私は息子にもうできるから、と声を掛け弁当箱の中にご飯・おかずを入れ、クーラーバックの中に弁当箱、その上に保冷剤を乗せると、私は急いでそれを息子に渡しました。
今日もおかずがおいしくできたなーと内心私はよろこびながら、息子の帰りを楽しく待っていました。
その夜、私は「お弁当おいしかったでしょー!!」と息子にたずねたら、息子はそっけなく「今日は弁当食べれなかった…」と言うのです。
私は「なぜ…」と声を詰まらせながら様子をうかがいました。
「青い海苔弁になっていた…」と息子は私に告げました。
それを聞いて何がなんだかわからなくなり、私の心はパニックを起こしました。
おそるおそる帰ってきたお弁当箱のフタを開けました。
私は体の血の気がサット引くのを感じました。
ごはんの上に青い保冷剤がしっかり乗っていて、まぎれもなく青い海苔弁の姿をしていたからです。  

彼女はそこまで話し終え問題の弁当箱を取り出した。
私はその弁当箱を持ち上げると…ボロッ…
なんとフタがにわかに落ちた…。
実はフタが壊れていてフタと本体の間に保冷剤が入り込んでしまったのだ!!

彼女はバタッと立ち上がり、しっかり壊れた弁当箱を持ち顔を赤らめながら帰っていった…!!


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